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2007/12/12

ブログから生まれた料理本

当初はドトーのごとく更新されていたこのブログ。しかしご覧のように、ここんとこほぼ開店休業状態である。

なにせ1日おきの更新だったのが(これがそもそも異常)、今や1ヶ月おきくらいなので、「何かあったのか?」と、このギャップにとまどっている方もいるかもしれない。

理由は、仕事で前にも増してパソコン漬けになり、家に帰ってまでパソコンに向かう気になれないこと。そして、そのことと矛盾しているようだが、パソコンをずっと別の作業(←企業秘密)に使っているので、ブログで使うヒマがないこと。

そういや、うちのパソコン、そろそろヤバイなあ。購入後3年を越え、終了する時にモザイクのようになって画面が消えていく。なんかもう老体にムチ打っているような気分だ。

もし三ヶ月経っても更新がなければ、パソコンが壊れて買えずにいると思ってほしい。たぶんその日は近い。

そう思うと、コメント禁止にしていてよかった。「返事がない!」「急に冷たくなった」なんて文句を言われたり、恨みを買ったりしなくてすむ。買うのかな?恨み。

ところで、最近続々とブログが書籍化されていて、人気ブログがついに!とかアクセス数がどうとかいわれても、あんまり興味がもてないのだけど、この本は買ってしまいました。というか、まさかブログ出身本だとは思わなかった。「ばーさんがじーさんに作る食卓」という料理の本。

タイトルがいいね。でも親しみのあるこのタイトルにつられて中身をみて、ビックリ。

そこらへんにいるフツーのばーさんじゃないよ。にじみでる品性。メニューから見ても相当ハイカラな人だし、センスがタダモノじゃない。広い庭に囲まれた古い家で、四季を感じながら落ち着いた暮しをなさっておられる感じ。

白洲正子と辰巳芳子を足して庶民で割ったような、なんだかよくわからないけど、そういうテイストなんですわ。

それにしても、こういうおじいちゃんおばあちゃんが、ブログを書いて本を出せる時代になったんだなあ。しみじみ。

そこでちょっとライバル心を刺激され、私のブログにも何かテーマを…と思って、まっ先に浮かんだのが、立ち飲みをルポするブログである。

せっかく大阪にいるんやし、もともと興味もあるし。

立ち飲み初心者の女が一人(これが妙齢の美女だったらもっと面白いが)、最初はおずおずとオッサンたちに混じって。昼間っからコップ酒。それがどんな風に変わっていくのか、自分でも見てみたい!

だって立ち飲みの本って、男が書いたのしかないんだもん。ブログは知らないけど。

でもこれは夢やね。今のところ。一人で行けるチャンスが少なすぎるから。あ、ばーさんになってからやろうかな。

いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓 Book いつも、ふたりで ばーさんがじーさんに作る食卓

著者:岡西 克明,岡西 松子
販売元:講談社
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2007/12/09

クリスマスって?

クリスマスはケーキを食べる日。プレゼントをもらう日。恋人と過ごす日。

そういう商業主義的な日本のクリスマスは世界的にも異常、いや、異常というよりも滑稽らしい。やっぱりね。

ハロウィンが終るなり街がクリスマス一色になり、これを買え、あれを買え、買わないとクリスマスに間に合わないぞとうるさくあおるイルミネーションに2
ヶ月もつきあわなくてはならなくて、うんざりしている人も多いと思うが、べつに、キリスト教徒でもないのにキリスト教的なクリスマスをしろというのではない。日本のクリスマスで一番問題なのは、子どもたちが当然のように「プレゼントをもらう日だ」と思っているところである。

あのね。サンタさんはいい子にしかプレゼントをくれないのよ。わかってる?

それに、サンタさんに手紙を書いたり、イヴの夜にクッキーとミルクを用意もしないでプレゼントだけをもらおうなんて、ずうずうしい。

オモチャは1週間後にお年玉で買え。女も、「買ってもらうクリスマスプレゼントの予算は5万円」なんて言ってるんじゃないっ。クリスマスはお前の誕生日かっ。

などとムカムカしているのは私だけじゃなかったようで、実はサンタさんも、日本のこの風潮を嘆いているようで、アジアでただ一人の公認サンタクロースであるパラダイス山元さんは、国際サンタクロース会議で「日本のクリスマスはおかしい」と糾弾されたことがあるそうじゃないか。かわいそうに。

では、本来あるべきクリスマスの過ごし方とは?

それは、家族と一緒に過ごして、思いやりや感謝の気持ちを思い出すこと。その気持ちを形に表したのがプレゼント。

うーん。そうか。でもそれもちょっとヤだな。

感謝の気持ちを伝える日なら母の日やバレンタインもあるし、小さい子どもがいるんならともかく、いい大人がムリヤリ家族と過ごさなきゃいけないっていうのは、苦痛。

日本人にとって家族と一緒に過ごす行事といえば、やっぱりお正月だし。

ということはつまり、クリスマスそのものが日本人にあわないんじゃないの?商戦に走ってしまうのもしかたがない?

かく言う私は、ガツガツしている日本のクリスマスを毎年見るくらいなら、いっそなくてもいいとすら思う今日この頃だが、しかし子どもの頃は、そりゃもうクリスマスが死ぬほど好きで、27日まで浮かれてクリスマス会をやっていた。今でもクリスマスソングを聴くと、その頃の胸をかきむしられるようなトキメキを思い出す。ただのイベント好きなのかもしれないが、子ども時代にワクワクするようなクリスマスを過ごしたことは、確かに一生の宝物にはなる。

ちなみにパラダイス山元は、子どもの時「サンタなんか本当はいないだよ」「まだ信じているなんて、バッカじゃないの」と言う級友たちを見て、「あいつらのところには、もうサンタは来ないんだ。うちだけなんだ。ふふふ」と思っていたらしい。

そんな子どもが大人になり、自分がサンタになった。なんてすばらしい。

でも本当にすばらしいのは、パラダイス山元に輝くようなクリスマスの思い出を残してくれたご両親だろう。ほんと、本物のモミの木の下にプレゼントの山だったらしいよ。

子どもにとって最高のプレゼントは、サプライズだ!

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2007/12/06

2人の天才ピアニスト

最近、ピアニストが主人公の映画を2本見た。

僕のピアノコンチェルト」と「4分間のピアニスト」という映画。主人公は、前者が親の期待から解放されたいと思っている少年で、後者は人生に失望している服役中の女性である。

このように実に対照的な2人の物語であるが、共通点が2つある。どちらも天才ピアニストであること(少年の方は、ピアノだけでなく何でもできる天才児)。そして、舞台でシューマンのピアノ・コンチェルトを弾くことだ。

なぜシューマン?

もちろんこれは偶然だろうけど、詩的で激しいこのコンチェルトがどちらの映画にもピッタリで、ドキドキ。震えるようなこの感動は、「シャイン」でラフマニノフのピアノ・コンチェルト第3番を聴いた時に似ているなあ。

そんなこんなで、めずらしくサントラを買ってしまった私である。

映画はどっちもオススメ。でも、決して「僕の」が凡庸というわけではないが、「4分間の」があまりにひと筋縄ではいかない映画なので、強烈な印象を残すのはこっち。

何しろ、最後まで裏切られっぱなしなのだ。パンクやね。むろん、アメリカ映画のようなカタルシスとは無縁で、途中何度か訪れる盛り上がりがゴツゴツしているところも、ドイツ映画らしくてよい。

ピアニストが登場する映画はたくさんあるけれど、「4分間のピアニスト」の毛色がちがうのは、そこに「自由」というテーマがあるからだろう。しかも男女の恋愛抜き。

ヒロイン役の若い女優もいいが、ピアノ教師役の若くない女優に注目。彼女の、シリアスな中にもコミカルな一面がさりげなくにじみ出るシーンが、大好きだ。

夏りょうこの映画専門ブログ「空想映画館Kino」は、コチラ

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