鈴虫とノコギリ
この連休中に、「サキタハヂメと鈴虫コンサート」というイベントを聴きに伊丹市まで行ってきた。場所は、旧岡田家住宅の酒蔵。ここは現存する日本最古の酒蔵だそうで、もちろんクーラーなし。高い天井に映し出された幻想的なライトと扇風機の優しい風が、そしてノコギリのポヨヨ~ン、ポワワ~ンという音が、観客を心地よい眠りに誘います。
いや、眠れるというのは、人間として最大のリラックス状態ですよ。緊張したり不快だったりしたら、絶対に眠れません。なので、これはほめているつもりですが、どうでしょう。サキタハヂメさんも、「車を運転している時には聴かないように」とおっしゃっておりました。
共演の鈴虫さんたちと時々実験的にかけあいをしながら、ギターや三味線と一緒にノコギリを奏でるサキタハヂメ。先日NHKの番組トップランナーで拝見した通りの方で、一瞬「松山ケンイチ似?」と思ってしまったが、娘に言わせると「松山ケンイチよりもかっこいい」そうで、良い意味で純粋な、好青年という感じ。
今度10月に「世界のこぎり音楽フェスティバル」をやるそうですよ。ノコギリの音って、静かな口笛みたいな、歌みたいな音色だな~。それが眠りを誘う原因の一つかもしれない。
ノコギリのほかにも、この連休中に「鈴虫とハープ」「鈴虫とチェンバロ」などの組み合わせでコンサートがあったようで、鈴虫の町として、がんばっている伊丹市。
ところで鈴虫は、人が大勢集まっていようが、ノコギリが鳴っていようが、おかまいなしに鳴くもんですな。その数300匹。
「これだけで十分。何の楽器演奏もいらんやん」とは、サキタハヂメのコメント。何となく、鈴虫との共演はやりにくそうでした(鈴虫の方がいいからねえ)。
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シネマチックな夜 著者:夏 りょうこ |



