2008/07/29

オイ~ッス!

6歳の娘と10歳の姪が、「8時だヨ!全員集合」にハマッている。特に娘。毎朝毎晩、同じのを何回も何回も見て、そのつど爆笑。21世紀の小学生をもとりこにするとは、そんなにすごかったのかドリフは。

でもいい大人の私が見ても、これが結構面白い。吉本より笑える。

カトちゃんもハンサムやな~。

驚くのは、これらのコントを舞台でナマでやっているということ。そういえばそうだったけど、忘れていたので、改めてビックリする。水が流れたり、セットが壊れたり、本物の車やラクダも登場したり。よくやったよ。

キャンディーズや沢田研二がコントをやらされているのを見ても、よくアイドルにこんなことをさせたなあと思うばかりだが、もし今のジャニーズなどのアイドルがコントをやっても、それはそれでうますぎてつまらないから、やっぱ時代だよなあと。

このしょっぱさが。

何を言ってんだかわかんなくなってきたけど、単なるノスタルジアとは違うこのなんともいえない胸きゅんな面白さ。子どもの頃にはわからなかったコントの完成度の高さといい、今だからわかるいかりや長介の才能といい、期待してなかったけど見どころ満載だ。

あとは、「カックラキン大放送」と「ムー一族」のDVD化を待つ!

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2008/03/09

ローズマリーが好き

以前このブログで、料理のレシピ本を1つの読み物として読むのが好きだと書いたが、実は料理番組を見るのも大好きで、それはなぜかというと、料理を作っている時の手の動きを見るのが好きだからである。

だって、彫刻や陶芸、手芸のような立体作品を作っている時の手の動きと似ているでしょ?

なので、作っている姿を見たくて、高山なおみさんや辰巳芳子さんのDVDをわざわざ買ったこともある。酔狂といえば酔狂ですね。

ところで、それとは少々趣が違うが、最近ハマっているのが、ケーブルTVで放映中の「The World of GOLDEN EGGS」の中の「ローズマリー兄弟のMORIMORIクッキング」コーナー。これは、ローズとマリーというオカマの兄弟が、料理をしている動画をみながらコメントをするコーナーで、問題は、そのコメントが料理とほとんど関係なかったり、作り方も「昔の男を思い出しながら、煮込みました」とか「これ、たぶん砂糖です」とか、テキトーなのが特徴。

それに、時々ケンカをするところなどは、まあ、おすぎとピーコが即興でかけあいをしているようなのを想像してもらえたらそれに近いのだが、おすぎとピーコよりシュール度が高いのは、この2人が本当のオカマではないせいかも。

いや、本当のオカマなんかな。よくわかりません。

ともあれ、ギャグでありつつ、料理もちゃんと?作ることができる趣味と実益を兼ねたクッキングコーナー。わりと本格的な料理ばかりなのに、あんまりおいしそうには見えないところも、気に入っている。

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2008/02/27

うにょうにょブックデザイナー

この前TV番組「情熱大陸」で、ブックデザイナーの祖父江慎さんを見た。

前から名前は知っていたけど、こ、こんな人だったのか…。なんだか赤塚不二夫に似てる~!

事務所の風呂場でカメを飼い、川の水面の模様をみて「うにょうにょだ~。うにょうにょがいっぱいだ~」とスキップする四十八歳。かといって、それがただの天真爛漫というのではなく、ちゃんと「面白い模様だなあ。見ていて飽きないなあ。わざわざパソコンで作らなくても、ここにちゃんとあるんだよね」というデザイナーならではの鋭い視点もありで、当たり前だけど、単なる「不思議な大人」ではない。

もちろん、売れっ子デザイナーなので仕事もバリバリしているし、しゃべり方が女っぽいけど結婚して子どももいる。

漫画家しりあがり寿の会社時代の後輩だったらしいので、サラリーマンをやっていた時期があるようだが(信じられん)、二十代半ばでフリーに。会社勤め、合わないだろうな。他人だけど、わかるわ~。

「男の子の遊びは、まずルールありきでつまらなかった」という祖父江慎。きっと長い間、居心地の悪さと生きづらさを味わってきたんだろうと勝手に想像する私。でも、そういう人が大人になって自分にピッタリの仕事に就いているんだから、本人も幸せだし周りも幸せだ。

一般社会の常識からはずれても、「こういう生き方しかできない」という不器用さ。それは、クリエイターにとって最大の武器ではないかと思う。ビジネス的な成功術で突き進んでいるタイプよりも、私にはこういう人の方が信用できるし、好きだ。

とまあ、子どもみたいに邪気のなさげな祖父江慎だが、タバコを吸っている時だけ四十八歳の大人の雰囲気だったので、ドキッとした。

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2008/02/19

すかぽんたん

ご存知のように、「ヤッターマン」が実写映画になる。

ボヤッキーが生瀬なのは予想が大当たりで嬉しいが、肝心要のドロンジョが深田恭子とは、まるで夢(悪夢)のよう。あのコスチュームが着こなせるとは、到底思えん。アンジェリーナ・ジョリーと夏木マリが無理なら、せめて米倉涼子でお願いしたかった。

敵役ロボットも和田アキ子をモデルにするらしいし、このお遊びがうまく転がればよいが、ヘタしたらただのC級映画。いや、たぶんC級。

でも私は監督が好きだから、どんな作品でも一応見るけど(それがファンというものです)。DVDで。

そして、アニメの方もとうとうリメイクされ、子供たちの間では即席漬けのヤッターマンブーム。しかしうちの娘が毎日楽しみに見ているのは、ケーブルTVで放映中のオリジナル版である。

これがほんとに、記憶にあるまんまにくだらなくて平和で、愛すべきドジな悪党3人組が、このささくれだった世の中に束の間安らぎを与えてくれる。

何しろ罵倒する言葉が、「すかぽんたん」である。

過激な暴力描写が蔓延している昨今のアニメの中にあって、この「すかぽんたん」は冗談のように牧歌的。保育園で、子供たちが「や~っておしまい!」「このすかぽんたん!」と叫んでいるのを見ると、一瞬今が昭和のような錯覚にとらわれるのだが、「すかぽんたん」ってホントに罪がないよね。こんな罪のない罵倒語を大の大人が使っていた時代があったのかと思うと、何だか泣けてくる。

古い映画でも、「こんちきちょう」とか「人でなし」とか「おたんこなす」とか、今の「うざい」「むかつく」の攻撃性と悪意に比べたら、これを言われて当時の人は本当に傷ついていたのかと思うほど、やわらかい。美しいとすら感じてしまうのだからねえ。

てなわけで、ヤッターマンを見るたびに、日本語の罵詈雑言に思いを馳せる今日この頃。

でも「すかぽんたん」かあ。深田恭子も言うのかな。言うだろうな。深田恭子のような子供に「すかぽんたん」と言われる生瀬が、お気の毒。

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2008/01/16

つつましく豊かに

今、毎日「大草原の小さな家」をDVDで見ている。1日3話ずつ。

娘も、「アニメを見なくてもいいから、これを見たい」というほどのお気に入り。メアリーとキャリーが好きらしく、メアリーには憧れを、キャリーにはかつての自分を投影しているようだ。ローラには興味なし。父さんが時々上半身裸で働いているのを見るたびに、「なんでだ」と不思議そう。

ところでこのDVDでは、吹き替えが時々字幕になるんだな。吹き替えの声が残っていない箇所があるんだって。

なので、途中でいきなり英語になる時があって、気分がそがれる。ああ、こんなことなら、昔コツコツと録りだめしたテレビ放映のビデオをとっておくんだった。

このドラマは昔何回も再放送をしていたので、私も何回も見ているはずだけど、今になってまた久しぶりに見てみると、それなりに新しい発見がある。

出っ歯だと思っていたローラの前歯が永久歯で(その隣の歯が抜けていることも)、いじわるなオルソン夫人も、虚栄心が強いだけで人情のわかる人だとわかったり。

そう。根っからの悪人のいない世界。

困っている人がいたら自然に助け合い、誰かを思いやることが特別でもなんでもなかった時代。

メアリーもローラのも、なんでこんなにいい子なんだろうねえ。

それに、インガルス一家のつつましく豊かな生活を見ていると、自分の周りにゴチャゴチャとあふれているたくさんモノを捨ててしまいたくなる。必要なものだけ最低限。それも、本当に気に入ったものだけを大事に。そんな気持ちになる。

そして、こう見えても実は涙もろい私は、働く父さん母さんの姿に泣き、健気で賢いメアリーとローラーの姿に泣き、いや実際には、「子どもの前で泣くのはちょっと」という自制心で涙を必死でこらえているわけなので、これがけっこうつらい。

そうしてDVDはまだまだ続き、毎日「うう」と心で泣いている私である。

本当に最近は、美しいもの、誠実なもの、尊いもの、優しいものに触れると、涙腺がゆるんでしょうがない。涙もろくなるのは老化現象の一種かもしれないが、大人になって、それがどんなにすばらしくて貴重なものかを知っているから、感極まって自然に涙が出てきてしまうのだと私は思う。

なので、恋愛映画や人が死ぬ話ではびくともしない私の涙腺が、電車の中で妊婦に席を譲る鼻ピアスの兄ちゃんを見ただけでも涙目に。

そりゃ、悲しくて涙を流すよりはいいに決まっているけど、大丈夫か?私。

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2007/03/13

五月女ケイ子は妄想派

この前のNHKトップランナーのゲスト五月女ケイ子。今までは、彼女の個人情報を意図的にシャットアウトしていた私だったが、この日ついに解禁。だってファンだから、やっぱり見てしまったのだ。それで思った通り、辛酸なめ子とよく似た雰囲気の人だったので、イメージダウンもなし。この2人には、「妄想」という共通点(方向性はビミョーに違うが)があって面白いなあ。女の妄想は武器だ!

他に印象的だったのが、「本当の自分をさらしてみたら、友人が減った」「家族も引いてしまった」という彼女の言葉。私は彼女のように、故意に本性を押し込めてはいないけど、それでも彼女が感じた「解放感」と「疎外感」は、何となくわかる。

自分がやりたいように作った作品を人に見られるというのは、人に裸を見られるようなものなのよね。しかもそれは、親しい親しくないに関係なく、届く人には届くし、届かない人には届かないというリトマス紙のようなシロモノ。

私も「シネマチックな夜」という本を書いたが、それを読んだ知人の中には、「え?こんな人だったの?」と驚き、大ゲサに言うと、私という人間を恐れた人もいたと思う(そういう人とはもとから肌が合わないので、よい)。しかしその反面、ほとんど初対面でも、また、一度も会ったことがなくても、「この人ならわかってもらえる」という人にはやっぱり面白がってもらえるもので、結局そういうことなんだなあと、改めてしみじみと思ってしまった。

それにしても、10代の五月女ケイ子が描いた媚びないトドとカモメの絵を見て、ビビッた(に違いない)広告代理店の人。その後、彼女の個性がこうやって世間に受け入れられているのを見て、どう思っているんだろう。いや、実はそんなことすら、今でも知らないかも。住む世界が違えば、接点はないものである。

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2007/03/02

ドイツの日記博物館

BS1の「こだわりライフヨーロッパ」という番組で、ドイツのエメンディンゲンにある日記博物館が紹介されていた。1998年にオープンしたこの日記博物館は、一般人の日記(手紙)を収集することを目的に作られ、今では1500人の日記が閲覧できるという。

有名人でもない一般市民の個人的な日記を公開するなんて、そこに一体どんな意味が?と最初は不思議に思ったが、そこはドイツ。日記といえども、ふわふわした身辺雑記風の日記ではありません。博物館には、戦時中や東西分断時代に書き綴られた日記がたくさんあり、「真実を記録する使命感」と、「自由を渇望する心の叫び」に突き動かされ、大量の日記を残した人々の思いが詰まっていた。

そういえば私も、ご多聞に漏れず「アンネの日記」のマネをして、日記(忘れたけど、名前までつけた)をつけようとしたことがあったっけ。中学生の頃。でも、1週間も続かなかった。「書かずにはいられない」という衝動がなかったからだろう。たぶん。
日記(書くこと)にはセラピー的な要素があるけれど、自由を渇望していたアンネには、それが切実にあった。私の場合は、「日記を書く」という行為に酔っていただけ。なので、いまだに日記コンプレックスあり(このブログは日記?わからん)。

この番組では、ドイツ兵士がタバコの巻紙で作った小さい豆日記帳や、東ドイツの様子を撮り続けた写真日記が登場する。みんな命がけだ。だってそこには、当局にとって都合の悪い事実や本音が書いてあるのだから、見つからないように隠したり、西側に行く旅行者に託したり。
今日私たちが目に触れることのできる有名人の日記は、「人に読まれること」を心のどこかで意識しながら書いている気がするけど、彼らの日記はその逆。「記録」という意識はあっても、基本的には、自分のために書かずにはいられなかった日記なのである。

これらの日記を分類している学者のボランティアは、「読んでいて感情移入してしまい、良くも悪くも自分のことのように思ってしまう」と語っていた。

日本でもいつか作られるかなあ。日記博物館みたいなものが。いや、ムリだろうな。

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2007/03/01

相田康次の情熱

いやはや、驚いたの何の!こんなにビックリしたのは、松本大洋の母親が工藤直子だったのを知った時以来。いや、それ以上の衝撃だ。

毎週日曜23時から放映している番組「情熱大陸」(http://www.mbs.jp/jounetsu/2007/02_25.shtml)で、先週登場した料理人相田康次。この番組に出られるほどの話題性と才能を持つ彼は、昔いいとも青年隊だった!この衝撃の事実に、思わず「うえええ~っ?」と声を出してしまった私。こりゃすごい。すごい話だ。マドンナのマネして「1986年のマリリン」をヘソ出しで歌っていた本田美奈子が、ミュージカル「ミス・サイゴン」の主役にオーデション合格したのを知った時のようなショックだ(例えがいちいちわかりにくい?)。

べつに、彼がタレント出身であることをバカにしているのではない(青年隊のファンだったわけでもない)。19歳で芸能界をやめ、20歳の時にパリに飛び出してきた現在38歳の彼が、この異国で多大な評価と注目を浴びる気鋭の料理人になっている。
そんな人生があるのね。やればできるのね。そういうショック。私も同じ日本人として誇らしいし、嬉しい。

彼の料理は日本料理だ。といっても、鉄板焼きスタイル。客の前で料理を作り、給仕もする。どことなく筒井道隆似の相田康次は、フランス人から見れば子どもみたいに若く見えるであろうに、この彼の料理がパリの食通たちをうならせる。
彼がパリであえて日本料理をやっているのは、「日本をバカにされたくない」という思いがあったからだそうだが、物静かで謙虚な彼の内面のどこから、こんな情熱が湧き出てくるのか。一体彼に何があったのか。そこらへんは、今度「トップランナー」に出て、とくと語ってもらいたいものである。

彼の評判を聞きつけた京都吉兆と祗園佐々木の料理長が、鋭い眼光を相田康次に向けながら黙々と食べている光景には、まるで他流試合のような緊張感が走った。でもどちらかが「これ、美味しいね」と声に出したとたん、顔がほころんでしゃべりだす2人。そうそう。これが、料理の力なんだよね。これがもし2人の舌に合わなかったら…考えただけでも恐ろしい(番組が成り立ちません)。

一部のバカな日本人から、「いいとも料理人」なんて呼ばれちゃって気の毒だけど、世界に通用する料理人が青年隊から出たとあっては、タモリもさぞかし自慢でしょう。知らないけど。青年隊時代には興味ゼロだったのに、料理人相田康次の大ファンになってしまった私である。

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2007/02/20

サスペンダーのジュリー

香取慎吾が好きだの阿部サダヲが見たいだの、一体どういう男の趣味をしているのかと思う(べつに悪い趣味じゃないが)ウチの娘が、最近「悪魔のようなあいつをなぜ借りない」と私を責める。

「悪魔のようなあいつ」とは、1975年に当時人気絶頂だったジュリーこと沢田研二を主演に、長谷川和彦が脚本、久世光彦(ほか)が演出した三億円犯人ドラマである。放映後一度も再放送されていないということで、半ば伝説化されていたのだが、最近DVDになり、私も早速最初の1枚(3話)だけを借りて見ていた。その時一緒に見てたんだよなあ。子どもは見なくていいっつーのに、娘も。

しょうがないので、娘に「悪魔のようなあいつ」ってどんな話だったか覚えてる?と聞くと、「うん。ジュリーが頭痛くなって薬飲むやつやろ」って、まあ、ストーリーのポイントはかろうじて理解しているようだが、こんな5歳児に誰がした?

というわけで、全17話を見ましたよ。前々から「70年代のドラマやアニメはすごい」と思っていたがこのドラマは極めつけに見ごたえ十分。あの時代が醸し出していた危うさムンムンの、違いのわかる大人だけが見るのを許されるドラマ。さすが、金曜夜10時から放映していただけのことはある。

だって、ジュリーは歌手兼コールボーイだし、そのクラブのオーナーは密かにホモセクシャルだし、知的障害者の女の子も出てくるし、それに三億円事件と脳腫瘍がからんて、当時としてはかなり過激だったんじゃなかろうか。

クラクラするほどの色っぽいジュリーが、ドラマの中で「時の過ぎゆくままに」を歌い、篠ひろ子や尾崎紀世彦や岸部一徳や伊東四郎や大楠道代や荒木一郎や、他にもたくさん名前は知らないけど懐かしい俳優陣が目白押し。何しろ共演者が若山富三郎と藤竜也ですよ。

特に、ジュリーに懸想するサングラス姿の藤竜也が、ハードボイルドにモンモンとするシーンには辛抱たまらん。客をとった後のジュリーに電話し、ヤキモチ焼いてネチネチとからみながら、シャツ脱いで裸になっていくシーンには、爆笑した。

そんな藤竜也から、じいっと目を話さなかった娘の将来が、私は心配だ。今のジュリーは隠しておこう。

Akumanoyo028

←こんな三億円犯人だったら、指名手配のポスター盗まれます。

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2007/02/17

今年も来ました日本アカデミー賞

ホントに、毎年しょぼさが増す日本アカデミー賞受賞式だが、なぜか映画ファンを惹きつけてやまない。私は久々にテンションが高まり、ビールを5本飲みました。ちょっと恥ずかしい。

で、今年の授賞式で気になったこと。ナンシー関なら絶対に取り上げるであろう見過ごすわけにはいかない発言の数々といえば、

①「今まで印象に残っている映画のシーンは?」と問われた渡辺謙が、「僕も男の子ですから」と言ったこと。その答えは、「男の子」の衝撃にかき消されて、よく覚えていない。

②「有頂天ホテル」の役所弘司が、「あの鹿のかぶりものは、ねらいすぎだと思ったんですけど、台本にしっかり書いてあったんで」(だいたいこういう内容)という発言をしたこと。ちなみに三谷幸喜は、最優秀監督賞を逃した瞬間、わざとヤケ酒を飲んで嘆くフリをした。

③角川春樹がテレビに映ったこと

ところで、私の解説を聞きながら一緒に見ていた娘が、中谷美紀主演女優賞受賞!の瞬間に、「この人、がんばりすぎと違う?」というコメントしたのには、ビックリ。そうそう。その通りだね。それと、彼女にとって「ケンさん」といえば、高倉健ではなく渡辺謙なんだよなあというしみじみしたものも感じた。

それにしても、唯一感動的だったのは、笹野高史の助演男優賞受賞です。思わず後ろを向いて涙を隠す姿に、じーん。こんなビンボー臭いアカデミー賞でも、もらうとこんなに感激するんだなあと、そういう点で私も感動。

ところで、あのオダギリジョーの髪型のココロは?誰か「松田優作?」って突っ込んであげて。

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2007/02/16

日本映画が元気な理由

12日のNHK総合「クローズアップ現代」で、「好調!日本映画」を特集していた。日本映画の収益がアップしているというニュースは前から知っていたが、この番組で紹介された興行成績上位作品を見て、改めてうなった。うーん。世間の善男善女は、1800円も払ってわざわざ映画館に行き、こんな映画を見ているのか…。

番組では、このブーム(だよね?)の背景の一つとして、「公開されるハリウッド映画が減ったこと」を挙げていたが、焼き直しや続編ばかりのああいう大作映画が飽きられてきたってことか。まあ、そうかもしんないけど、ライバルに元気がないお陰で浮上してきましたっていうのも、何だか寂しい話よね。「他にいないからしょうがない」という理由で、自民党が支持されているのと似てない?

今、邦画の興行成績が好調だからといって、日本に映画ファンが増えたわけではないと思う。番組でも、「今の観客は、わかりやすい感動を求めている(だから、わかりやすい映画を作れば当たる)」とコメントされていたけど、映画のテレビ化が進んでいるだけ。ハリウッドで活躍する一瀬隆重プロデューサーも、「ヒット作はテレビの手法で撮られたものが多く、この状態が続けば、映画界に後継者が育たない」と危惧していた。

ホントに、いつまで続くのかなあ。テレビシリーズの映画版やマンガの映画化。それと、焼き直し(なんだ。ハリウッド映画と同じじゃん)。予定調和的な感動てんこ盛りの2時間ドラマでも困るけど、確実に儲けるため、すでに一定の評価を受けているものに頼るという今の風潮も、ここまで続くと節操がない。「東京タワー」なんか、2時間ドラマでやって連ドラもやって、また映画でもやって、今のうちに骨までしゃぶりつくすって感じ(次は舞台かな)。ま、映画は面白そうだから見るけど。DVDで(オダギリジョーが主演だからではなく、脚本が松尾スズキだから)。

そうそう。番組では、「どろろ」を未完成段階で一般人に試写してもらい、アンケートをとって参考にしたという話があった。アメリカではよく行われていることだが、日本では初。でもアメリカでは、「この結末は許さん!」という作品の根幹にかかわるクレーム(例「危険な情事」)がつくというのに、「どろろ」は、番組を見た限りでは、「妖怪のCGがちゃちい」という情けない指摘を受け、そこんとこを改良したんだって。トホホ。何だか見る気が失せました。映画を見るより原作を読み返そうっと。

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2007/02/06

ボリウッドスターの明日はどっちだ

今シリーズで放映中のNHKスペシャル「インドの衝撃」を、毎回心の中で「おお」とか「うう」とか叫びながら見ている私だが、先日の「密着ボリウッドスターの日々」はちょっと勝手が違った。

ボリウッドスター。ボリビアのスターではない。ボンベイ(今はムンバイ)がハリウッドに匹敵する映画産地なので、ハリウッドスターにちなんでボリウッドスターと呼ばれる人たちのことである。このボリウッドスター3人の栄光と転落と復活を追ったこの番組は、しかし厳密には誰も復活していないので、転落だけしか印象に残らなかった。

転落その①(男) モデル出身でいきなり主役に抜擢→それが大ヒットして大スターに→その後のオファーを節操なく引き受け(金目当て)、くだらない作品に出まくって人気凋落→「自分が出れば駄作も名作になる」という勘違いに気づき、心機一転ハリウッドへ行くが、企画が変わって出番なし→低予算映画で自分探し

転落その②(女) 10代の時にたまたま出演した作品で大ブレイク→しかし、公開時にはすでに結婚・妊娠していたので、そのまま引退→それでもオファーが絶えなかったが、「夫以外の男性と接触できない」と家庭優先→「じゃあ夫と共演すればいい」と言われ、夫と映画出演→夫の素人演技&夫婦がいちゃついているのを見せられてファンが遠のき、大コケ→また家庭に戻る

転落その③(男) 親の七光りでデビューして大スターに→その後同じ役(軽薄な若者)ばっかりなのを嫌い、シリアスな役に挑戦→映画はヒットしても共演者の方が目立ってしまい、ほされる

ま、しょうがないというか、気の毒というか。インタビューでは「負け犬」という言葉がよく出てきたが、そうそう、本来この「負け犬」は男に使うものだよね。戦って敗れた男に。

ところで私は、この番組ですごいものを見ちゃいました。映画「ゴースト」のインド版。それがもう、あのロクロでぬるぬるやる有名なラブシーンがさあ。女性の腕や肩にまで粘土をぬりぬりしていくエスカレートぶりなのよ。ひゃ~っ。あと、満月にトラになる男の映画や、氷の前でダンサーがペンギンの着ぐるみ姿で踊っているコントみたいな映画のワンシーンが映り、私は大喜び。

やっぱりインドは底知れないなあ。でも、作ればいいってもんではないだろう。映画。

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2007/01/26

どーも、こまねこです

ほとんどテレビはニュースしか見なくなって久しい私が、毎週楽しみにしている貴重な番組に、NHK教育「トップランナー」(毎週日曜日19時)がある。

自慢じゃないけど、司会が大江千里の時代から、ずうっと見ている。基本的にこういうインタビュー番組が好きで、ゲストも私好みなので。

そこで、今度28日のトップランナーのゲストが、合田経郎なんですよ!「どーもくん」の生みの親の。

去年「こまねこ」を見に行って、いっぺんにファンになってしまった私。「こまねこ」は、そのうちの1話だけがDVDになっているようだけど、映画館でみた最後の「ともだち」っていう長めのお話に、不覚にも涙腺が…。さりげなく子を想う母心の描き方が、すごくうまかった。

「こまねこ」全話がDVDになったら、買うと決めている。みんなも機会があったら、ぜひ見てください。「モノづくり」っていいなあとしみじみ思える佳作。

それにしても、トップランナーの司会役の男性遍歴が、わけわからん。千里の次が田辺誠一(手玉にとられ上手)でしょ。武田真治(リアクションが妙にヘン)でしょ。今は山本太郎(肩幅が広くてビックリ)でしょ。

最近は、「若手以上中堅未満のそこそこ人気俳優」という基準なんだろうか。彼らも、「いろんな分野でトップを走っているゲストと話ができて、貴重な体験ができますよ。刺激されますよ」とか何とか口説かれて、慣れない司会をやったりして。それにしても、このちょっとズレている人選が、NHK。

だから次は誰なのか、いつもドキドキする。ヒマなので、予想してみた。

村上淳(けっこう似合う?)。永瀬正敏(絶対に司会はヘタ)。思い切って、安藤政信(オファーがあっても断ってくれ)。浅野忠信(ありえない)。吉田栄作(困る)。照英(何でも感心しそう)。山本耕史(ああ、そんな)。意表をついて、リリー・フランキー(どっちかというと、呼ばれる方)。

うーん。わからん。でも誰になっても、驚かない覚悟である。

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2007/01/24

検索中毒

先日NHKスペシャルで、「Google革命 あなたの人生を検索が変える」というのを見た。最初は「へえ~っ!すごいなあ」と面白がっていたが、だんだん笑えてきて、見終わった後は、うすら怖くなった。

「あなたが検索で人生を変える」のではなく、「検索があなたの人生を変える」という話。

私は普段Googleは使わないんだけど(画面の字体とレイアウトがイヤ)、「夏りょうこ」とか「シネマチックな夜」とか打ち込むと、Yahoo!よりもざーっと出てくるので、それは嬉しい。

Google earthの機能にも感服。「地球を回すのは私だ!」という神になったような気分になれる(正しい利用目的とはちょっと違うが)。

でも、Googleのイメージ検索で「夏りょうこ」を検索したら、私のイラストがズラズラ出てくるのには、驚いた。というより、気味が悪くなった。

い、いつのまにか、把握されている…。

誰かが、この前出たばかりの私の本から、わざわざこのデータを入力したっていうこと?ご苦労なことだが、その光景を思い浮かべると、気色悪い。今にこのブログのプロフィール画像も、「夏りょうこ」としてヒットするにちがいない。

番組では、毎日何もしなくて、Googleから広告料を月90万円もらい、持ち物のほとんどをGoogleで買い、しまいには、自分のクレジットカードの情報(過去の買物履歴など)もすべて、Googleに預けている若い男性が出ていた。自分の経歴や人間関係なんかも、情報として提供しているらしい。

Google依存症だ」と自分でも認めていたけど、「この前自分のことを検索してみたら、自分も忘れていた過去の出来事がヒットした」と淡々としゃべっていた。この人、重症(バカ)だ。

Googleが、世界を二流SFに変える!

社長が、こんなことを言っていた。

「信用できるGoogleに、あなたの情報を全て預ければ、今よりもっといいサービスが受けられます」

例えば、ケーキが好きなことをGoogleに教えておけば、美味しいケーキ屋情報がターゲット広告として送られてくる、など。

しかしそれは、サービスというより、よけいなお世話です。

そんなに信用できるかなあ。企業が。昔「銀行は信用できん!」とお金を預けない人がいたけど、個人情報が、ある意味お金よりも大事だったりする現代、そこまでGoogleを信用しちゃいかんだろ。

Googleの影響力は認めるし、企業が検索順位に一喜一憂するのも、バカみたいと思うけど、理解はできる。でももしGoogleに何かあったら、パニックになる人が増えていると思うと、いや~な気持ち(と、せせら笑う気持ち)だ。

私は、教祖に脳みそを預けちゃった人みたいになるのは、ごめんだな。

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